私はくずもちが大好き。
でも買うと結構なお値段なのにちょっとしか入っていないので、
先日奈良へ行った折に本くず粉を買ってしまいました。
「くず粉」はつる性の植物「クズ」の根にあります。
大和時代から食材として利用されていたとか。
クズの根を掘り起こし、それを粉砕し、その中に含まれているでんぷんを水で晒し、沈殿させることでくず粉の材料が取れます。
不純物を何度も取り除きながら、輝くクズ粉になっていくのです。
とてもとても貴重です。
なので、少々お高いのも仕方がない。
その一方で、くず粉の生産量は少なく、高価なものなので、甘藷澱粉や馬鈴薯澱粉、コーンスターチなどが混入したものも「くず粉」として販売されています。
料理に使うときは、それもありかな、と思います。
でも、くずもちは!!
「吉野葛」がおいしいな。
吉野の地域の特性を活かした配合や製法で作られているそうです。
豊かな水、厳しい冬、そんな吉野の本くずで作ったくずもち。
また、仕入れなくちゃ!
※くずもちに桜の花の塩漬けをトッピングしました。頂き物です。
ごちそうさまでした。