飛騨高山でよく知られている料理に朴葉味噌というのがあります。
ネギ、ナス、椎茸、きのこなどを味噌にからめて、朴葉を乾燥させたものの上で焼きます。
今の季節の朴葉は、新緑の葉っぱ。
柔らかいので、ホットプレートの上にアルミホイル、朴葉、野菜などをからめた味噌の順番にのせ、混ぜながら焼きます。
贅沢に、牛肉をさらにのせて焼くと、メインディッシュになります。
朴葉寿司というのも有名で、酢飯を大きな葉でくるみます。
朴葉の香りが酢飯に移ります。
朴葉には、防腐効果があります。
色ブドウ球菌に対して抗菌作用があるとのこと、梅雨時は傷みやすいですし、理にかなっていますね。
ところで、朴葉の香りを嗅いでいると、どんな効能があるのかしらと気になります。
調べると、ホオノキの樹皮は「厚朴」のことなんですね。
半夏厚朴湯の厚朴です。飲んだことがあります。
胃腸の粘膜組織を引き締めるそうで、健胃、消化促進、腹痛、整腸、去痰、利尿薬として、厚朴を処方するそうですね。
葉っぱだけではなく、樹皮も採って干そうかなあ。