ダッチオーブンは、鋳鉄製の厚い鍋です。
蓋が付いているのが特徴で、炭火や薪の上で調理でき、オーブンのように上下から加熱できます。分厚い上に重たいのでまるで圧力がかかったように熱が均等に伝わります。
重い蓋で密閉状態になるため、加熱時間が短く、食材の旨味を引き出してくれるので濃厚な調理が可能です。
ダッチオーブンは、正しい使い方をすれば何十年も使い続けられるアイテムですが、ちょっとコツが必要です。
ダッチオーブンを買ったら、はじめに「シーズニング」と呼ばれる焼き慣らし作業を行わなければなりません。これは鉄製のフライパンでも同じことです。
これは、表面にコーティングされたサビ止めを落とすための作業です。
また、油をなじませることで調理中のコゲやサビを付きにくくする意味もあります。
最近では、シーズニングがいらないダッチオーブンも多く発売されています。
シーズニングそのものを楽しみに購入する方もいますが、買ってすぐに使いたい人は、シーズニング不要のダッチオーブンを選んだ方がラクチンです。
調理後、熱いうちに水をかけたり、料理を長時間入れたままにしておくと、ヒビ割れやサビの原因になります。
食器用洗剤を使ったり、金たわしでごしごし洗ってしまうと、せっかく表面になじんだ油が落ちてしまいます。そのため、コゲ付きやすくなりますので、きちんと手入れをして、ダッチオーブンを育てていく感じです。
ちなみに、ダッチオーブンは鉄鍋ですから、食材に鉄分が溶け出し、鉄分不足による貧血の予防に役立つかもしれません。鉄鍋で調理した料理には、吸収率が高い「ヘム鉄」が含まれているそうですよ!
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フッ素加工のフライパンのこと
とはいえ、私は、フッ素加工のフライパンも使っています。
焦げ付きにくくとても便利です。
フッ素樹脂加工とは、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)という物質を表面にコーティングしたものです。
よく見聞きする言葉で「テフロン加工」がありますが、これもフッ素樹脂加工と同じです。
「ダイヤモンドコート」「マーブルコート」「チタンコート」などもフッ素樹脂加工です。
フッ素樹脂加工のフライパンは体に良くないという話を聞いたことがありませんか?
私は一時期この情報におびえました。
有害と言われる理由は、フライパンを空焚きして高温状態になると、表面のフッ素樹脂塗膜が分解され、目に見えない有毒ガスが発生すると言われています。
発生した有毒ガスが体のなかに入ると、呼吸困難やめまい、頭痛などの症状が現れる場合があるとか。
製造工程で使われる加工助剤に危険性があると言われています。
使用される加工助剤にはPFOA(ペルフルオロオクタン酸)とPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)があり、
長期間摂取すると蓄積されやすく、肝機能や生殖機能に悪影響を及ぼすとか、PFOAには発がん性の恐れがあるなんて話もあります。
とにかく、空焚きしない。食材を入れっぱなしにしない。
使い方を守れば大丈夫かなあと最近は思っています。
特に小さなお子さまやペットがいるご家庭では、十分な換気が大切です。換気扇は忘れずに!
1.材料を切ります
定番は、じゃがいも、たまねぎ、人参です。
トマトやブロッコリー、アスパラやいんげん、とうもろこしなどもおいしいです。

2.鶏もも肉にハーブソルトで下味をつけます
いただいたハーブソルトです。お気に入りです。
スーパーの調味料売り場にもいろんなハーブソルトがありますね!

3.焼きます
(1)オリーブオイルでにんにくを炒めます。

(2)皮をカリっと焼きます。

(3)鶏肉を取り出し、野菜を敷きます。

(4)鶏肉を野菜の上にのせます。

4.蓋をしめて火を通します
熱源にも寄るので時間は何とも言えませんが、
中火で10分くらい。弱火で20分くらいといったところでしょうか?
ジュージューする音が激しすぎるときは焦げてしまいますので火を弱くします。
匂いもしっかり確認してください。焦げている匂いがするようでは火が強いです。
はじめは蓋を開けながら様子を観察して、経験値を上げていくしかありません!!!

できあがり!

ダッチオーブンは、慣れてくるとほったらかし調理に近いですし、おいしくできますし、鉄分補給もできますし、便利な道具です。