春菊は、地中海沿岸が原産で、室町時代に日本に渡来したと言われています。江戸時代から栽培が始まりました。
冬が旬の野菜ですが、春に黄色い花が咲くことから、春菊という名がつきました。
春菊特有の香り成分と緑の葉に薬効が凝縮されています。


春菊の栄養・効能
春菊特有の香りは、自律神経に作用します。
心機能を安定させ、胃腸の働きを整え、大小便の排泄をスムーズにします。
咳を止め、きれにくい痰を取り除く薬効があるとされています。心も体も整います。
濃い緑色は、クロロフィル(葉緑素)です。
クロロフィルは、余分な脂肪の分解、コレステロール値の改善、高血圧の予防など、アンチエイジング効果が期待できます。
また、抗酸化作用でガン抑制効果があると言われているβカロテンや、皮膚を健康に保ち、風邪を予防するビタミンC、骨粗しょう症を予防するカルシウム、貧血予防と疲労回復効果がある鉄分、高血圧の予防につながるカリウムなどのミネラルを含んでいます。
食物繊維も豊富で、便秘予防や美肌作り、アンチエイジング効果が期待できます。
鍋の部材としてもおなじみの緑黄色野菜です。
春菊をおいしくいただく
香りが食欲を促す春菊は、香りを生かした生食がおすすめです。
アクが少ないので、おひたしやなべ物はもちろん、すき焼きや寄せ鍋などに入れる場合も、最後に加えてすぐに引き上げるようにすると、香りとシャキシャキ感をそこなうことなくいただけます。


春菊と牛肉の甘辛炒め
たっぷりの春菊が、肉の脂肪を分解しやすくします。貧血の予防効果も高いレシピです。
春菊の胡麻和え
胡麻のセサミンと春菊のβーカロテンで抗酸化作用、アンチエイジング効果が抜群のレシピです。
春菊のペースト
バジルのようにペーストにすることもできます。
春菊とサクラエビの天ぷら
集中力を高め能率アップが期待できます。美肌効果もありますよ。
たくさんの春菊のレシピが紹介されているサイトです。


それでは、happyベジタブルな毎日をお過ごしくださいませ。