生ラッカセイが手に入ったら

生ラッカセイが手に入ったら

ラッカセイはピーナッツと呼ばれていますが、木の実(ナッツ)ではありません。豆の仲間です。

日本には17世紀末に中国から渡来したため南京豆とも呼ばれています。

原産地は南米ボリビア。旬の時期は10月~1月ですが、8月頃から出回ります。千葉県や茨城県が主要な産地です。

夏に黄色い花が咲くのですが、黄色い花が落ちると花の根本からかたいつるが地中に向かって伸びていきます。その先に実を結ぶので「落花生」と名付けられました。

ラッカセイの花

ラッカセイの栄養・効能

抗酸化作用が強く、動脈硬化の予防が期待できるビタミンEや、脳の働きを活発にするレシチン、ビタミンB群、ミネラル類を豊富に含みます。

40~50%を占める脂肪分は、不飽和脂肪酸のオレイン酸がほとんど。

コレステロールを減らし、動脈硬化の予防に役立ちます。

オレイン酸は、悪玉コレステロール(LDL)値だけを下げる効果があります。

ビタミンB群の一種、ナイアシンがアルコールの代謝を助けるので、お酒のおつまみにも最適です。

薬膳や食養生の分類である五味五性では、甘味平性に属する食材です。

脾・胃の働きを整えて、肺をうるおす薬効があります。

空気が乾燥しやすく、空咳が出やすくなる秋にぴったりの食材です。

民間療法では、慢性気管支炎、肺結核の改善に、皮を煎じたものや塩で煮たものが利用されています。

そのほか、腸内をなめらかにして便通を良くしたり、肝機能を強化してくれたり、母乳の出がよくなるなどの効果があると報告されています。

主な効能は以下のとおりです。

  • 動脈硬化の予防
  • 記憶力の低下を防ぐ
  • 脾・胃の働きを整える
  • 肺を潤して咳を抑える
  • 便通を良くする
  • 肝機能を高める
  • 母乳の出を良くする

生ラッカセイの下ごしらえ

生のラッカセイは、よく洗って、海水くらいの塩水(3.5%)で殻ごと1時間ほどゆでます。

火を止めて余熱で30分ほど蒸らします。

ラッカセイと言えば、煎るのが一般的ですが、脂肪分が多いので高熱で煎ると成分が凝縮されて栄養価が高くなりすぎてしまう心配があります。

茹でると、水分で柔らかくなり消化吸収もよくなりますし、紫いろの薄皮にも抗酸化物質が豊富に含まれているのですが、薄皮ごと食べられますので、おすすめです。

ラッカセイをおいしくいただく

ラッカセイは、食品表示義務対象の重要なアレルギー食品の一つです。

茹でた方がアレルギーを起こしにくいという調査報告もあります。どうしても、煎るとピーナッツオイルが凝縮されてしまうので、アレルギー反応が強く出てしまうのかもしれません。

近年、ピーナッツアレルギーが小児を中心に増えているそうなので、初めて食べる際には気を付けてください。

ピーナッツバター

茹でたラッカセイを薄皮ごとフードプロセッサーですりつぶします。あとはお好みで砂糖や塩を加えて混ぜるだけ。冷凍もできます。

ラッカセイご飯

干しシイタケと昆布とラッカセイを一緒に入れてご飯を炊きます。味付けは醤油と酒のみです。

塩ゆでしておつまみに

塩ゆでするだけです!

五目煮

大豆の代わりにラッカセイを加えます。ぎんなんも加えれば咳止め効果がアップします!

ラッカセイ収穫

それでは、happyベジタブルな毎日を。