緑黄色野菜の王様、にんじん

緑黄色野菜の王様、にんじん

秋から冬にかけて、根菜類が旬を迎えます。

大根、にんじん、れんこん、かぶ、ごぼうなど、大地からエネルギーをしっかりと取り入れて育った野菜たちです。

体を温めるものが多く、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素も含んでいます。

特に、にんじんは、内臓を温めて冷えをとり、血液を補ってくれます。緑黄色野菜の王様と呼ばれています。

にんじん

にんじんの栄養・効能

にんじんは、五臓を温め、血を補い、全身を滋養してくれます。

鉄分を多く含むので、貧血や冷え性、病後の体にも効果があります。

βカロチンによる免疫作用や活性酸素除去作用もあります。

βカロチンは体内でビタミンAに変換され、眼や皮膚、粘膜(のどなど)に潤いを与えるので、風邪やインフルエンザ予防に役立ちます。

ビタミンAが多いので、目の疲れを解消し、視界を明るくする作用にも優れています。老化や病気の元凶である活性酸素による害を防いでくれます。

皮に近いところに薬効が多く含まれているので皮ごと調理するのがおすすめです。

江戸時代の『和歌食物本草』には、

人参は朝夕食し 益ぞある 五臓補ふ ものと知るべし

とあります。 

にんじんは五臓の働きを活発にして元気にしてくれるので朝夕食べるといい、という意味です。

特に、脾・胃を補う薬と言われています。消化を助けて胃の中の滞りをなくしてくれます。

脾・胃は、食べ物を消化して全身に栄養をめぐらす体の源です。病気で体力が落ちているときや虚弱体質の人はにんじんをお勧めします。

アスコルビナーゼ

「緑黄色野菜の王様」であるにんじんの欠点は、ビタミンCを酸化して活性酸素を除去する力を失わせるアスコルビナーゼという酵素が含まれていることです。

アスコルビナーゼは空気にふれると働きだします。

生ニンジンのすり下ろしやそのジュースは自身のビタミンCを破壊するだけでなく、その他のいっしょに用いた野菜や果物に含まれるビタミンCをも破壊してしまいます。

なお、アスコルビナーゼは2分間加熱するか、酢を加えると失活します。

ただし、以下のように、「問題ない」とする説もあります。

「にんじんに含まれるアスコルビナーゼがビタミンCを壊してしまう」という説が一般に通っていますが、これは間違いです。

アスコルビナーゼ(現在、この酵素名は学術用語ではない)はアスコルビン酸酸化酵素のことで、還元型のビタミンC(L-アスコルビン酸)を酸化型ビタミンC(デヒドロアスコルビン酸)に変化させます。

体内でも還元型ビタミンCはデヒドロアスコルビン酸に酸化されますが、状況に応じて容易に還元型に戻ります。

実際、還元型を摂取しても酸化型を摂取しても人体内ではほとんどが還元型として存在することが実験でわかりました。そのため、「還元型ビタミンCと酸化型ビタミンCのビタミンC効力は人体内では同等である」とされ、「四訂食品成分表」からは、還元型と酸化型を合わせた総量(総ビタミンC)をビタミンC量として示しています。

http://www.5aday.net/v350f200/faq/20.html

心配な方は、ジュースにするときは茹でたにんじんを使用すればいいと思います。

にんじん

にんじんをおいしくいただく

「にんじんのレシピ」について。
www.kikkoman.co.jp
旬は秋冬ですが、1年通して品質・値段の安定するにんじんに注目!にんじんをたっぷり使った栄養、彩りばっちりのレシピです。
cookpad.com
「にんじん」のレシピ一覧です。プロの料理家による「じゃがいもとにんじんのきんぴら」や「にんじんの炊き込みご飯」のレシピを掲載しています。オレンジページnetの厳…
www.orangepage.net

それでは、happyベジタブルな毎日をお過ごしください。