畑仕事をぼちぼち始めています。
あたたかいので種を蒔きました。 pic.twitter.com/3uGDtUn9PT
— imomushinouen (@imomushinouen) February 13, 2020
マリーゴールドは、線虫対策になるのでタネをたくさん蒔きました。
線虫(センチュウ)のこと
土の中に棲む糸状の虫が根を腐らせたり葉を枯らせる「線虫」類。
農業で線虫といえば、「ネグサレセンチュウ」や「ネコブセンチュウ」や「シストセンチュウ」がいます。
- ネグサレセンチュウ・・・根腐れを起こす
- ネコブセンチュウ・・・根にこぶができる
- シストセンチュウ・・・根に卵が詰まった袋をつくる
線虫には植物寄生型と自活型がありますが、野菜栽培に問題となるのは植物寄生型。
植物寄生型の線虫は口針で野菜の根に穴をあけて中に侵入します。
根に寄生された野菜は生育阻害を起こします。
寄生されると、草丈が短くなったり、小さくなったり、葉色が薄くなったり、しおれたり、枯れたりするといった症状が発生してしまいます。
結果、苗の成長が遅くなったり、野菜の収穫量が減少したりします。
症状は地下部に出るため早期発見が難しく、蔓延しやすいのが特徴です。
マリーゴールドは線虫対策になる
マリーゴールドは、線虫対抗植物と言われています。
畑で栽培した時に、休閑する以上の線虫密度低減効果があるそうです。
マリーゴールドは、根から線虫を駆除する物質を分泌するそうです。
特に線虫の活動が盛んになる6~10月にマリーゴールドがたくさん咲いている畑にしたいなぁと考えました。
冬になったら枯れたマリーゴールドからタネを採り、畑に鋤き込んでしまえばいいそうです。
畑で野菜を作っていて、いまだ線虫に悩まされたことはないのですが、一度増えてしまうと厄介なので先手を打ちます。


そのほかの線虫対策
一番の線虫対策は、連作を避けること。
イモムシ農園は多品種少量生産なので、連作は畑のレイアウトを考えるときに注意しています。
でも、線虫の代表である「ネコブセンチュウ」や「ネグサレセンチュウ」は寄生する作物種が広範で、雑草にも寄生するので、連作しないようにするだけの対策だとちょっと心配です。
また、ダイズやジャガイモ等に寄生する「シストセンチュウ」は10年以上も土壌中で生存することもあるということなので、連作を避けるだけではやっぱりちょっと不安。
というわけで、対策は二重三重にすることにしました。
米ぬかを畑に鋤き込む
米ぬかを畑に鋤き込むことで線虫を退治することもできるそうです。
米ぬかを鋤き込むと乳酸菌が繁殖し、それを餌に自活型の線虫が増えます。
米ぬかの分解と自活型線虫の排泄で、土中のアンモニア濃度が高くなり、アンモニア耐性が低い植物寄生型の線虫が減るという。
米ぬかは、肥料にもなりますもんね。
米ぬかは奥が深い。勉強しなくちゃ。
マルチを張る
数分間、60℃に晒されることで線虫は死滅するそうです。
マルチを張ると、太陽の熱で土の温度が上昇します。
1週間は40℃以上の温度になるようにしなさいということなので、マルチは植え付けの1週間前には張っておく作業になります。
イモムシ農園の畑は、まだまだ気温が低く、春野菜を早めに収穫して食べたいカアチャンにとっては、マルチとトンネルが欠かせません。
(ゴールデンウィークが開けるのを待ちきれない)
マルチは安くないですし、ゴミにもなりますし、石油製品なので、エコノミ―&エコロジーではありません。やさしくないです。
やさしい野菜を作りたいと言いながら、早く新鮮な野菜が食べたいという欲望に負けているわけで。
地温対策&雑草対策だけじゃなく、線虫対策が加わり、マルチを張る言い訳が1つ増えた…😅
藁があれば、地温も上がるし、雑草も抑制できるし、線虫対策にもなりそうな気がするのですが、肝心の藁を大量に手に入れるルート探しがなかなかな問題です。
あと、大量の藁を保管しておく場所の確保も問題。
課題は山積みです。
(あぁ、早くおいしい野菜が食べたいっ)