憂いを忘れてしまうという忘れ草(カンゾウ)のこと

憂いを忘れてしまうという忘れ草(カンゾウ)のこと

カンゾウはエディブルフラワーです。

エディブルフラワーとは、Edible(食べられる)Flower(花)のことで、食用花のことです。

葉も花も根もすべて食べられます。柔らかくて絶妙な旨味と香りがあります。

写真は、ノカンゾウです。日本の野生原種は「ノカンゾウ」と「ハマカンゾウ」があるそうです。花が八重咲の「ヤブカンゾウ」は外来種ですが、同じように食べられます。

若芽のときは見分けがつきません。

ユリ科ワスレグサ属です。

ワスレグサ(忘れ草)というのは、「美しい花を見ていると憂いを忘れてしまう」という中国の故事が由来です。

そもそも「ノカンゾウ」という和名は中国のホンカンゾウに似てよく野原にみられるということで、野原の「野」をつけてノカンゾウになったそうです。

ノカンゾウは万葉集でも歌われました。どれも忘れられない恋の歌です。

忘れ草我が紐に付く香具山の古りにし里を忘れむがため

忘れ草我が下紐に付けたれど醜の醜草言にしありけり

我が宿の軒にしだ草生ひたれど恋忘れ草見れどいまだ生ひず

忘れ草我が紐に付く時となく思ひわたれば生けりともなし

忘れ草垣もしみみに植ゑたれど醜の醜草なほ恋ひにけり

金針菜(きんしんさい)

「金針菜(きんしんさい)」は、薬効が豊富な本萱草(ホンカンゾウ)の花のつぼみです。

ホンカンゾウは原産が中国で、日本のノカンゾウの元になったものであり、忘れ草のことです。

「忘憂草(ボウユウソウ)」といいます。

金針菜は中国では高級食材です。

体調がすぐれないときに普段の料理にちょっとだけ加えるそうです。つぼみのなかにはたくさんのたんぱく質やビタミン、鉄分などが含まれています。

当然、ノカンゾウの花のつぼみも食べられます。

干せば金針菜です。

けれども、ヒガンバナ科のキツネノカミソリという毒草がオレンジ色の花を咲かせて、雰囲気が似ています。

間違えないようにしなくてはいけません。

今年は絶対、花のつぼみを採って、干したいと思います。

金針菜

カンゾウの効能

ノカンゾウには利尿作用・解熱作用があります。

むくみや不眠・うつ症状を改善する効能もあると言われています。

昔から、食用にされたり、薬として利用されてきました。

根・蕾・若芽などすべて食べられるので、使う部分によって効能も少し違うようです。

デトックス効果があるともいわれていて、お腹の中がすっきりします。食べ過ぎると下痢をする人もいるそうです。まさにデトックスです。

何でも食べ過ぎはいけませんね。

カンゾウをおいしくいただく

今日は何を作ろうかなとクックパッドを見る日々。特に山菜シーズンは、毎年新しいチャレンジもあるので、検索は欠かせません。

定番は酢味噌和えです。イカやアサリなどと一緒に合えれば豪華な一品になりますね。

ぬめりがあってクセがない春の山菜のカンゾウ。さっぱり酢味噌でどうぞ。
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辛し和えもおいしかったです。

炒め物はやったことがなかったので、作ってみたいと思います。

ノカンゾウはクセがなくて食感がよく、初めてでも食べやすい野草です。よく酢味噌和えにされますが、炒め物も美味しいですよ!
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つぼみを採ったら、金針菜の料理を作ってみたいです。忘れないように載せておきます。

キンシンサイはユリ科のノカンゾウ、ホンカンゾウの花蕾で、鉄分はほうれん草の10倍で、貧血の改善、精神安定に効果的です。
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生の金針菜(ヤブカンゾウの花芽)を実家の庭からつまんできたので、スープと炒め物を作ってみた。
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それでは、happyベジタブルな毎日をお過ごしくださいませ。