葉わさびと花わさびのおいしさに目覚めてしまいました。
味覚が大人になりました。ピリッと辛い葉っぱを体が求めています。
花わさびや葉わさびと呼ばれるものは、「わさび」の葉や花芽の事です。
わさびは、アブラナ科ワサビ属です。
わさび菜とはまったく違うものです。
イモムシ農園近くの自生する場所は、水が湧き出るところなのですが、上流部はわさび、下流部はクレソンでした。毎日、モリモリ食べていますので、わさびのことも勉強しました。
わさびの葉っぱ。湧き水の流れ。 pic.twitter.com/CWD0rhs9HP
— imomushinouen (@imomushinouen) April 26, 2020
花わさびとは花を咲かせる前のつぼみ状態の花茎を収穫したものです。
わさび特有の鼻に突き抜ける辛みと苦味、シャキシャキとした歯ごたえが特徴です。
わさびは、1つの株から沢山採ってしまうと肝心の根っこが成長できません。
限られた量しか採ってはいけません。
毎年、楽しむためには遠慮が必要です。採りたい気持ちよりも、わさびのすがすがしい風味を毎年春に味わいたいという気持ちを大事にしたいですね。
わさびの辛味成分
辛味の成分はアリルからし油(アリルイソチオシアネート)です。
アリルイソチオシアネートはからしにも含まれています。
わさびはすりおろすことで辛味が増します。すりおろすことでアリルイソチオシアネートが発生して、この物質は揮発性があるので、口に入れると鼻を突き抜けるツーンとした辛味を感じます。
この揮発性の物質を空気中に逃がしてしまうと、食べた時の辛味が和らぎます。
お湯をかけてしんなりさせるときに、蓋をしておけば辛味が残ります。
わさびの効果・効能
わさびの効果や効能が少しずつ解明されつつあるようです。
抗菌・抗虫
わさびは細菌の繁殖を抑制したり、寄生虫の活動を停止させたりする効果がありそうです。
酵母の発酵を阻害したり、病原性大腸菌O-157や黄色ブドウ球菌など食中毒の原因菌の増殖を抑制します。
わさびのアリルイソチオシアネートは抗菌作用のある食品添加物として認可されています。お弁当の抗菌・防カビ剤などに応用されています。
また、魚介類に繁殖するアニサキスという寄生虫に対しても効果があるそうで、刺身とわさびの組み合わせは、絶対条件ですね。
消臭
刺身や寿司には、わさびを添えますか?
わさびを添えるのは、もともとは、生臭さを消すためだったといわれています。
魚介類の生臭さはアミン類ですが、わさびに含まれるアリルからし油と反応して、他の化合物に変化させ、生臭さを消してくれます。
抗酸化、抗がん
わさびには、体内で活性酸素が過剰になる前に抑制する力があります。
また、わさびは、肝臓で発がん性の物質を分解するときに必要な酵素の働きを助けてくれます。
アレルギー症状の緩和
わさびが花粉症の症状を軽減する可能性があると考えられています。
実験や研究がすすめられています。
美肌
顔の明るさや、シミ・そばかすにおいて改善効果があったそうです。肌の新陳代謝を促進するので、美肌効果が期待できるようです。
糖尿病の合併症を予防
本わさびから抽出した物質を含んだえさを続けて食べさせたら、腎機能の改善が認められたそうです。糖尿病による腎臓疾患を予防する効果も期待できます。
肥満防止も期待
わさびの効果がありすぎて、疑わしい気持ちになりますが、しょうゆとわさびの組み合わせは日本食のふるさとのようなものですし、大きな効果があることを体感してきたからこそ、今に至るということなのでしょう。
下処理の方法
花わさびも葉わさびも、下処理が必要です。
クックパッドを見ながら下処理しました。分かりやすくて上手にできました。
ありがとうございます。
辛味を和らぎたいときは、お湯の温度を上げたり、蓋をせずに冷ましたりすれば、オッケーです。
葉わさび・花わさびをおいしくいただく
いただいた酒粕があったので、葉わさびで作ってみました。売っているわさび漬けは、裏を見るといろんなものが混ざりすぎていて、日持ちするとはいえちょっと気が引けます。
無添加で安心な手作りのわさび漬けに、刻みのりとおじゃこもまぜて、炊き立てご飯でいただきます。
わさび漬けができました。 pic.twitter.com/7RIfwDhIF0
— imomushinouen (@imomushinouen) April 29, 2020
クックパッドはすごいですね。いろいろなレシピが簡単に手に入ります。本当に助かります。
実はイカの身には血を補う効果があると言われています。
婦人科系の症状、生理痛などの月経に関する悩みを抱えている方は、とくにおすすめです。
イカで血を補い、わさびで抗菌。マイナビ農業さんの記事にイカの薬膳知識がわかりやすく説明されています。


シーフードパスタに葉わさびをのせました。 pic.twitter.com/7iRNnY9ao5
— imomushinouen (@imomushinouen) April 28, 2020
葉わさび・花わさびを日持ちさせるなら、「ふきみそ」ならぬ「わさびみそ」です。おつまみにもなります。
なめこのみぞれあえも最高です。長いもの千切りとの合わせ技もおいしいですし、そばのつけあわせにもなります。ちらし寿司に混ぜて食べるのが大好きです。
手に入ったら、ぜひ試してみてください。
葉わさびをなめこおろしと一緒に食べると美味しいです。 pic.twitter.com/h0U9QHMVMQ
— imomushinouen (@imomushinouen) April 27, 2020
長芋の千切りと一緒に、葉わさびを合えました。やみつきになります。 pic.twitter.com/3PKBKa1b4k
— imomushinouen (@imomushinouen) April 27, 2020
山菜シーズンは台所が戦場のようですが、葉わさびのちらし寿司のためなら頑張れます。 pic.twitter.com/HzCqfhdNsa
— imomushinouen (@imomushinouen) April 27, 2020
それでは、happyベジタブルな毎日をお過ごしくださいませ。