ゴーヤ、ツルレイシと呼ばれるニガウリ(苦瓜)は、熱帯アジア原産だそうです。(涼瓜とも呼ばれています)
日本では、沖縄や九州南部などで栽培されています。
夏の苦味の代表でもあります。
ゴーヤの栄養・効能
薬膳や食養生の分類である五味五性では、苦味・寒性に属する食材です。
旬は7~8月です。
効能を箇条書きにしました。
- 体の熱を冷ます
- 余分な水分を排出する
- 消化を促進して胃腸を整える
- 血糖値を安定させる
熟す前の未熟果を食べますが、独特の苦みがあります。
この苦み成分は、モモルデシンといい、胃液の分泌を促して食欲を増進させてくれます。
さらに、肝機能を高め、血糖値の降下にも効果があると言われています。
ビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウムが豊富で、熱バテ解消にはうってつけの野菜です。
ゴーヤのビタミンCは、加熱しても逃げにくいビタミンCなので、肉や卵などと一緒に炒めたり、天ぷらにしたり、煮物にしたり、いろいろ楽しめます。
薬用インスリンとよく似た働きをする植物インスリンも豊富に含まれているため、血糖値を安定させ、糖尿病にはとくに有効な野菜です。
ゴーヤをおいしく食べる
良薬は口に苦し。
でも、ちょっとひと手間加えれば、苦味もうま味に変わってきます!
下ごしらえ
①スプーンでわたを丁寧に取り除く。
②苦味を取りたい場合は、スライスした後に塩もみしてからサッと茹でます
③調理します。
ゴーヤチャンプルー
疲労回復効果のある、ビタミンB1が豊富な豚肉と一緒にゴーヤを炒めて食べるととても元気がでます!
さらに、決めてはかつお風味。
梅肉も一緒に炒めるとさっぱりした味わいになります。
かつおのうまみが苦味を抑えてくれます。


ゴーヤのつくだ煮
ごま油でしっかり炒め、醤油とみりんと砂糖と酒とゴマを入れて煮詰めます。
ゴーヤの種
実は、ゴーヤが熟すと、黄色くなり中は真っ赤になります。
始めて見た時は驚きました!
でも、この種には、インスリンに似た成分が含まれています。
種を炒めて、乾燥させたものを、煎じて飲むといいそうです。


ゴーヤ茶
ゴーヤをお茶にすることにより独特な苦味が和らぎ、飲みやすくなることをご存じですか?
- ゴーヤは縦半分に切り、スプーンで綿を取り除きます。
種は捨てず、綿から取り除きます。 - 半分に切ったゴーヤを1mmの薄切りにします。
- クッキングシートを敷いた皿の上に、ゴーヤと種を重ならないよう並べます。
- 1日から2日、日当たりと風通しの良い所に置き天日干しにしてください。
- 乾燥したゴーヤと種をフランパンで薄茶色になるまで乾煎りします。
冷めたら、湿気を吸わないようにシリカゲルなどを入れて密封できる容器で保存してください。
お湯で煮出して飲んでください。5分程度で大丈夫です。
ゴーヤの効能をお茶にしていただけます。
ゴーヤの天ぷら
2センチくらいに切って、天ぷらにします。
苦味も和らぎとてもおいしいですよ!


それでは、happyベジタブルな毎日を。