キャベツが日本に入ってきたのは江戸時代頃と言われていますが、本格的に栽培され、食べるようになったのは明治時代に入ってからです。
キャベツは、古代エジプトより高い薬効があると重宝され、スープや生のサラダ、ジュースなどにして摂取すると、薬膳としての効果が期待できるため、「食べる薬」と呼ばれています。
胃の痛みや不快感、糖尿病、便秘や吹き出物、ガンの発生まで抑える効果が期待されています。


キャベツの栄養・効能
キャベツが特に優れているのは、胃腸を修復する作用です。
胃の粘膜の再生や、胃潰瘍の治癒に効果があるビタミンUやビタミンKを豊富に含んでいます。
ビタミンCの含有量も淡色野菜の中ではトップクラスです。
キャベツから発見されたビタミンUは別名キャベジンとも呼ばれています。キャベジンは、胃腸薬としても知られています。
胃の痛み、不快感に
キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)は胃や十二指腸の粘膜を保護する働きをする栄養です。
抗潰瘍作用があり、潰瘍の予防や治療にも非常に高い効果があるそうです。
トンカツにはキャベツの千切りが良く合います。
トンカツの脂っぽさで胸やけを起こす事も少なくなりますので、揚げ物を食べるときはキャベツと一緒に食べましょう。
胃が弱っている時には積極的にキャベツを食べるようにすると胃が楽に感じるはずです。
熱に弱い成分なので、ビタミンUを意識して摂取する場合は、生で食べるか、さっと湯通しして食べましょう。


ガンの予防に
煮たキャベツを食べ続けることで、ガン予防につながると言われています。
キャベツは煮すぎないことがポイントです。煮汁も捨てずに一緒にいただくと効能が高まります。
冷え性の人は生で食べ過ぎないように
ビタミンUやビタミンCなどを効率よく摂取するためには、生食がオススメなのですが、生のキャベツには体を冷やす性質があります。唐辛子やしょうが、粒マスタードなどの香辛料を加えましょう。冷え性の人は食べ過ぎないように注意しましょう。
ジアスターゼ
大根に含まれているジアスターゼもキャベツの方が多いそうです。
ジアスターゼはでんぷん分解酵素です。
消化を助け、胃酸過多、胃もたれや、胸やけなどに効果があります。
キャベツをおいしくいただく


それではhappyベジタブルな毎日を。